愛媛県今治市の来島海峡大橋で20日、沈みゆく真っ赤な夕日が主塔の真ん中を通る幻想的な光景が見られた。太陽を背にした橋はまるで額縁のように黒く染まり、人工物と自然が融合した景色が来島海峡を彩った。
 来島海峡大橋は三つのつり橋からなり、夕日が5本の主塔の真ん中に沈むのが見えるのは、冬至の1カ月前と1カ月後の年2日。
 大島側の高さ116.5メートルの主塔から眺めると、午後5時15分ごろ、一番奥の主塔の真ん中に太陽が差し掛かりまばゆい光が差し込んだ。